◆開発行政中心の「ひずみ」が表面化

○「高島市政 4期16年(2010年~2026年)の振りかえり」

◆開発行政中心の「ひずみ」が表面化

外国からの観光客が増えました。経済活動が活発になりました。しかし、中小の老舗店舗はオフィス価格が上がり、撤退を余儀なくされました。大量のオフィス供給は、需要と供給のバランスを崩し、天神エリアのオフィス空き室率は、目安とされる5%前後を超えて、2026年8月時点で8.94%と高い水準にあります。

地価も急騰しました。天神の平均公示地価(坪単価)は2010年約711万円、2026年約2484万円と、高島市政16年間で約3.5倍に上がりました。それは福岡の住宅地にもおよび、マンション価格・戸建て価格が上昇し、賃貸の家賃上昇にまで波及しました。とくに、コロナ禍後の円安・物価高をうけての上昇は著しいです。

こうした恩恵は、大企業や富裕層には及びました。例えば、福岡市内に本社がある資本金10億円以上の大企業の内部留保金は、増えているところが多いです(図1)。

「アベノミクス」では、大企業や富裕層が豊かになることで、その恩恵が中小企業や低所得層に少しずつ行き渡る「トリクルダウン」が起きると言われました。しかし、「トリクルダウン」は起きませんでした。「住まいは人権」に反するような賃貸の家賃急上昇もそうですし、一人あたりの市民(国民)所得が、日本全体に比べて福岡市はほぼ横ばいと伸びていない(図2)のもそうです。

天神・博多駅から離れた市街地は整備が遅れています。

福岡市の予算も、開発行政中心です。子ども・教育関連、社会保障などの予算は後回しとされました。

○2つの政治姿勢
・「とりもどす=本来の地方自治と、公共の力が発揮される福岡市政へ」
・「つくりだす=対話し課題を共有し、ともに考え、実行する福岡市政へ」

○「高島市政 4期16年(2010年~2026年)の振りかえり」
◆「街の景色を変えた」?
◆開発行政中心の「ひずみ」が表面化
◆自治体の主権者は住民である―「成長の果実は住民に」
◆「公(おおやけ)」「公共物(コモン)」が縮小した3つの事例

○9つの政策 「住民とともに“あんしん福岡”へ」
(できるものから順番にやっていきます)
1 「暮らしやすい=大企業中心ではない、地域循環型経済へ」
2 「住みやすい=家賃補助や市営住宅の充実を」
3 「動きやすい=移動に困らない地域の生活交通の充実を」
4 「災害に強い=都市構造を見直しグリーンシティー福岡へ」
5 「子どもが生きやすい=子どもの権利を尊重した社会・教育に」
6 「ジェンダー平等に本気で取り組む」
7 「人権を守る=差別をなくし、多様性を尊重する共生社会をつくる」
8 「平和を守る=「戦争する国づくり」に反対し都市外交を展開しよう」
9 「最後に~自治体のあり方と対話の市政へ」

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