6 「ジェンダー平等に本気で取り組む」

片山すみこの9つの政策 「住民とともに“あんしん福岡”へ」

(できるものから順番にやっていきます) 

6.「ジェンダー平等に本気で取り組む」

日本の 2026 年のジェンダーギャップ指数の総合順位は、145 カ国中 117 位であり(世界経
済フォーラムが発表)、とくに政治・経済分野で遅れています。高島市政は4期 16 年も続いてきましたが、福岡市では変化があったのでしょうか?

市役所職員の半数弱は女性ですが、女性管理職(課長級以上)の比率は 20%前後で推移しています(図8)。審議会等の女性委員の比率は 40%になってはいますが、直近の熊本地震などで女性の視点が大切と認識されるようになった防災の司令塔である「福岡市防災会議」の構成は、49 人中女性は7人だけ14.3%)と悲惨な状況です。市内公立学校における女性校長の割合も4分の1に達していません。地域の町内会長では女性は 10%未満しかいません。

また、市職員の4割は非正規職員(会計年度任用職員・嘱託など)で、司書・カウンセラーなどの専門職を含め非正規職員の8割を女性が占めるなど、福岡市自身が男女の賃金格差・不安定雇用を助長しています。

ジェンダー平等に率先して取り組みます。ジェンダー平等は、福岡市の政治・経済・教育・健康などの施策のあらゆる分野に関係します。その推進機関である「男女共同参画部」は、市役所内の中心的な場所に置いて、施策推進の陣頭指揮を執るべきです。有識者中心に構成される「男女共同参画審議会」、市長をトップとし関係部局・区長などで構成される庁内推進組織である「男女共同参画推進協議会」も形骸化させることなく機能するようにします。

出先機関であるアミカス(男女共同参画推進センター)は、市民団体とも協力しジェンダー平等事業を推進する大切な拠点施設です。現状の指定管理を見直し、本格機能させるように注力します。アミカスによる事業推進、市民団体による講演会・展示会・事業のサポート、諸問題(女性・子ども・高齢女性の貧困、V・デート DV・ストーカー・売買春などの性犯罪や性暴力、差別的な雇用や低賃金、様々なハラスメントなど)を抱えた方たちをサポートするのが、事業推進の拠点施設であるアミカスの大きな役割です。

1990 年代より「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」、つまり「自分のことは自分で決める、誰もが自分らしく生きる権利が保障されること」が主張されるようになってきました。
その観点からみたとき、自分を大切にする意識が市民に浸透していないことを痛感します。

福岡県は性犯罪が多く、なかでも福岡市は突出している都市です。性犯罪を防止し望まない妊娠を防ぐためにも、学校での包括的性教育の推進は必須です。また、「プレコンセプションケア」事業は、SRHR の意識が広まり、包括的性教育がすすんだうえでの取り組みとすべきだと考えます。「生理の貧困」対策としての生理用品の公的施設への設置も推進します。

出先機関を含む福岡市役所の職場全体のセクハラ・パワハラ・いじめなどのハラスメント根絶にも取り組みます。職員とも話し合いながら推進します。職場を風通しの良いものにすることで、職員が力を発揮できるようにします。

○ジェンダー平等施策に本気で取り組むために、市民局「男女共同参画部」が司令塔となり、市役所内のあらゆる部局を見渡して施策を立案・実施する、組織改変を行う
○男女の賃金格差解消をすすめる
○行政・企業・議会・学校・地域など、あらゆる意思決定における男女同数をめざす
○生理用品の公的施設や学校トイレへの常設すすめる
○包括的性教育を推進
○福岡市の現状の「プレコンセプションケア」事業の検証・見直し
○ハラスメント根絶、性的マイノリティー(LGBTQ+)への差別禁止のための条例制定を

(図8)ふくおか県「翼の会」実施 2025 年「男女共同参画に関するアンケート調査」より

○2つの政治姿勢
・「とりもどす=本来の地方自治と、公共の力が発揮される福岡市政へ」
・「つくりだす=対話し課題を共有し、ともに考え、実行する福岡市政へ」○「高島市政 4期16年(2010年~2026年)の振りかえり」
◆「街の景色を変えた」?
◆開発行政中心の「ひずみ」が表面化
◆自治体の主権者は住民である―「成長の果実は住民に」
◆「公(おおやけ)」「公共物(コモン)」が縮小した3つの事例○9つの政策 「住民とともに“あんしん福岡”へ」
(できるものから順番にやっていきます)
1 「暮らしやすい=大企業中心ではない、地域循環型経済へ」
2 「住みやすい=家賃補助や市営住宅の充実を」
3 「動きやすい=移動に困らない地域の生活交通の充実を」
4 「災害に強い=都市構造を見直しグリーンシティー福岡へ」
5 「子どもが生きやすい=子どもの権利を尊重した社会・教育に」
6 「ジェンダー平等に本気で取り組む」
7 「人権を守る=差別をなくし、多様性を尊重する共生社会をつくる」
8 「平和を守る=「戦争する国づくり」に反対し都市外交を展開しよう」
9 「最後に~自治体のあり方と対話の市政へ」

一つ前のページに戻る