9 「最後に~自治体のあり方と対話の市政へ」

片山すみこの9つの政策 「住民とともに“あんしん福岡”へ」

(できるものから順番にやっていきます) 

9.「最後に~自治体のあり方と対話の市政へ」

自治体は「二元代表制」から成り立っています。国政の議院内閣制と異なり、福岡市長は住民の直接選挙で、福岡市議会の議員62人も住民の直接選挙で選ばれています。市長は住民の直接選挙で選ばれている分、国政と異なり一定の独自の施策も可能です。

(例)

・市長名による「非核平和都市宣言」発出

・自衛隊への名簿提供撤回の検討

・ジェンダー平等施策の見直し

このように、市長の指示で可能なものがあります。一方、多くは予算案が関係し、市議会・議員の厳しい監視・チェックを受けなければならないものがあります。市議会・議員とは、粘り強く意見交換をしながら、毎年政策の5%でも改変していくことができれば、任期4年間に変化は見えてきます。

福岡市の2026年一般会計の予算規模は1兆1318億円でした。自治体の歳入の中心は、住民からの税金です。高島市長は、都心中心に大型開発行政を展開し、地価が上昇し固定資産税・都市計画税が増えたことを誇っていますが、功罪両面があります。街の景観を大きく変えました。店舗・オフィス中心の街であり住民中心の街になっているのか? 福岡・博多らしさはどこへ行った? など疑問符がつくことが多々あります。さらに、天神とその近辺の公園は民間が管理運営するPFI事業へ移行され、住民が集まって憩える空間が失われています。住民にとっても、マンション・戸建ての販売価格が上がり購入が難しくなるだけでなく、賃貸家賃も急上昇し、生活が困窮している方が増えたことは「2の住みやすい」で触れました。

歳出は「住民福祉の増進」を第一に使います。では、いかに財源を生み出すのか?

・大企業への法人市民税の更なる超過税率適用の検討

・大型開発事業に投入される予定の資金の見直し

(天神ビッグバン、人口島事業、中央埠頭や須崎埠頭の埋め立て事業など)

・財政調整基金約300億円の一部活用

改革を行うためには、住民の皆さんの後押しが必要ですし、以下は必須です。

・情報公開の徹底

・政治の透明性の確保

・住民参加、対話集会などの仕組みの構築

市議会・議員との対話、職員・スタッフとの対話に加えて、主権者である住民の皆さんとの対話の機会を作ります。東京杉並区(58.5万人)の岸本さとこ区長は、1期目の4年間に住民との直接対話の機会を400回つくったそうです。大変な回数です。そこまで出来なくても、例えば2週に1回の割合で対話の機会をつくれば、4年間で計100回くらいになります。特定テーマを決めて、様々な属性の方に参加していただき、年齢別・性別だけでなく住んでいる地域などにも配慮するなど、色々と工夫して“対面で”行いたいと思います。人口167万人の福岡市でも、できることはあるはずです。

そうした議論を通じて、課題を共有し、ともに考え、実行する福岡市を作っていきたいと思います。

○2つの政治姿勢
・「とりもどす=本来の地方自治と、公共の力が発揮される福岡市政へ」
・「つくりだす=対話し課題を共有し、ともに考え、実行する福岡市政へ」

○「高島市政 4期16年(2010年~2026年)の振りかえり」
◆「街の景色を変えた」?
◆開発行政中心の「ひずみ」が表面化
◆自治体の主権者は住民である―「成長の果実は住民に」
◆「公(おおやけ)」「公共物(コモン)」が縮小した3つの事例

○9つの政策 「住民とともに“あんしん福岡”へ」
(できるものから順番にやっていきます)
1 「暮らしやすい=大企業中心ではない、地域循環型経済へ」
2 「住みやすい=家賃補助や市営住宅の充実を」
3 「動きやすい=移動に困らない地域の生活交通の充実を」
4 「災害に強い=都市構造を見直しグリーンシティー福岡へ」
5 「子どもが生きやすい=子どもの権利を尊重した社会・教育に」
6 「ジェンダー平等に本気で取り組む」
7 「人権を守る=差別をなくし、多様性を尊重する共生社会をつくる」
8 「平和を守る=「戦争する国づくり」に反対し都市外交を展開しよう」
9 「最後に~自治体のあり方と対話の市政へ」

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